アイスランド 2018~2019冬 by lumihuppu | Posted on 2019年5月20日2020年2月4日 未知の国、アイスランドアイスランドは、ヨーロッパと北米大陸の間に位置する火山を有する島国で、大きさは北海道より少し小さく、人工のほとんどが首都のレイキャビクに集中しています。レイキャビクの周りには、氷河や溶岩の大地といった、他の国では見られない大自然が広がっています。雪や氷河があるため豊富に水があり、その水は川や滝となり、また火山があることから、荒涼とした大地から硫黄の匂いがする白い湯気がもくもくと上っているのがあちこちで見られ、アイスランドの風景を創り出しています。2010年には火山が噴火して、ヨーロッパの航空機に大きな影響を与えたのを覚えています。アイスランド、その名前からすごく寒いイメージがありますが、メキシコから延びている北大西洋海流が側を通っているのと、火山により地熱があるので、極端に寒いわけではありません。さて、どんな大自然が広がっているのでしょう。楽しみです。 上空から見た景色 アイスランドには鉄道は走っていません。空港からレイキャビク市内まではバスで行きましょう。まだ午後3時半ですが、もう辺りは暗くなりかけていますね。まず町の中心のシンボル、ハットルグリムス教会に行ってみましょう。 ハットルグリムス教会 教会内部 正面 教会内部 後方 なんて幻想的でかつスタイリッシュな教会なのでしょう!去りがたいですが、暗くなってきましたので、港の方へ歩いて行ってみましょう。 教会前の広場からメインストリートへ 各家庭の飾り付けも綺麗 やはり北欧ですね。シンプルでお洒落な造りの家やお店が並んでいます。消火栓も消防士さんのようで可愛いですね。 あら! もうクリスマスが過ぎたので、サンタさんが服を洗濯したのですね。粋な飾りですね〜 キョロキョロと楽しみながら歩いいると、あっという間に港近くのコンサートホール・ハルパに着きました。周りは全てガラスパネルで出来ていて、アイスランドに多く見られる玄武岩の柱状節理をイメージしているそうです。この玄武岩の柱状節理は、アイスランドのデザインや建築で多く取り入れられている形で、最初に見たハットルグリムス教会も、この柱状節理からヒントを得てデザインされたそうです。このコンサートホールのガラスパネルは、LEDで次々と色が変わっていき、とても綺麗です。 ちょっとお腹が空いてきましたね。この近くに、”世界一美味しいホットドッグ” という名前の屋台のお店があるので、食べてみましょう。 今日もたくさん歩き、楽しい一日でした。明日の朝は早くから行動するので、早めにゆっくり休みましょう。 さて、今日はゴールデンサークルツアーに参加しましょう。一日かけて遠くの方までバスで回ってくれます。楽しみですね。まず最初は、大昔、ヨーロッパ大陸と北アメリカ大陸がつながっていた時に出来た、その境い目という深い大地の割れ目です。朝8時は真っ暗で、少し怖いです。その次は、グトルフォスの滝です。アイスランド語で”黄金の滝”を意味し、人気の観光地ゴールデンサークルの名前の由来となりました。滝から滝へ流れ落ちるという感じですね。アイスランドでは、雪解け水や氷河の溶け水から、毎年新しい滝が生まれるので、その数は正確には数えられないそうです。アイスランドは草や木が少ないので、日本とは違って、滝が木陰に隠れてしまうことがないので、その雄大な姿を全部見る事が出来ます。アイスランド語で金をグトル、滝をフォスと言います。黄金の滝”グトルフォス”20世紀始め、ある企業がこの滝一帯に水力発電所の建設を計画したのですが、シグリットという少女が、自然を守るために、自分の父親が経営するこの企業の工事に反対し、滝壺に身を投げると抗議し、工事を中止させた事で、今のこの大自然が守られました。滝の横には少女の銅像が建てられ、今も滝を見守っています。 グトルフォスの滝 さて次は、間欠泉です。有名なゲイシール間欠泉は今は活動を休止しているので、今回はストロックル間欠泉を見に行きます。不規則的に熱水を噴き上げますのすが、青い色のお湯が風船のように盛り上がっては沈み、また盛り上がっては沈みを繰り返し、徐々に大きな盛り上がりになってきて、そしていよいよ高さ20mくらいまで噴出するのです。まるで大地が呼吸しているかのようです。 中央が沈んだ状態 噴き出た瞬間 帰りは、シングヴェトリル国立公園を車窓から眺めながら、レイキャビクに戻ります。真っ暗な朝7時半に出発して、真っ暗な夕方4時に帰ってきました。夜ご飯は、アイスランド郷土料理を食べましょうか。 牛肉の煮込みスープとライ麦パンにハチミツをつけて アイスランドのジュースAPPELSINと地ビールLoki さて、お腹もいっぱいになり一休みしたので、バスに乗ってグリンダヴィークの方へ行きましょう。今晩は、オーロラが出たら起こしてくれるというホテルに泊まりましょう。 ホテルのロビーの暖炉 ホテルのロビーに妖精の説明があります。アイスランドの人は、妖精の存在をまじめに受け止めているそうです。妖精たちは、森や岩の間などに住んでいて、誰にでも見えるというわけではなく、人に悪さをするわけでもなく、静かに自分たちの世界に引きこもって生活しているそうです。アイスランド人は少数だから、妖精を信じる事で、国勢を2倍にしたいと思ったのではないか、という説もあります。 昨晩はオーロラは出ませんでした。残念… アイスランドは、国内のエネルギーをほぼ100%、再利用可能エネルギーで賄っており、中でも地熱発電は全体の3割を担っています。へトリスヘイジ地熱発電所は最も大きく、ここででた熱湯は、40km離れたレイキャビク市内まで地上のパイプを通って運ばれ、暖房やシャワーなど、市民の生活に使われています。シャワーのお湯が少し硫黄のにおいがします。さて今日は、スバルツェンギ地熱発電所が出した温排水を使っている世界最大の露天風呂・ブルーラグーンへ行きましょう。朝9時ですが、真っ暗です。明るくなったらどんな色なのか、とっても楽しみですね。 入っているうちに、だんだん明るくなってきました。乳白色を含んだブルーと、オレンジ色のライトが幻想的で、凄く綺麗です。 中にバーがありますので、行ってみましょう。温泉に入りながらお酒が飲めます。外は凄く寒いけど、温泉に浸かっていたら快適で、ビールが美味しいですね。 Bar ブルーラグーンの白い泥”シリカ”は、温排水中のケイ素(Si)で美容効果があります。シリカの泥パックのスタンドに行き、きれいなシリカをもらって、さっそく顔に塗りましょう。 さて、お昼の12時になりました。辺りはやっと明るくなりましたね。レストランでアイスランド料理のお昼ご飯を食べましょう。 ラグーンを眺めながら昼食 さて、朝から夕方までブルーラグーンを満喫しました。今日は大晦日です。対岸の街中に上がる花火を、ホテルの部屋から眺めながら、新しい年を迎えましょう。 雄大な大自然の中に、お洒落な町レイキャビクが溶け込んでいる アイスランドでした。 Share on TwitterShare on FacebookShare on WhatsAppShare on LinkedInShare on Pinterest